スバル インプレッサ WRX STI A-Lineを試乗


2月24日、富士重工は「スバル インプレッサ WRX STI」を一部改良するとともに、
専用の2.5L水平対向4気筒ターボエンジンとスポーツシフトE-5ATを組み合わせた
普及版「WRX STI A-Line」(エーライン)を追加設定して発売した。
車両価格(諸費用別)は「WRX STI A-Line」が315万円。
 追加設定する「WRX STI A-Line」の2.5Lターボエンジンは、
シングルスクロールタイプのターボチャージャーを採用し、
2800回転から最大トルクを発生するフラットな性格。
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というわけで、STI A-Lineの試乗をした。
外観は本来の2L6速STIと変わらない。
走り出すとさすがに排気量をアップしただけあってなめらか。
特に刺激的な音も聞こえてこない。
少し前があいたところでアクセルを踏み込む。
確かに2Lエンジンより低いところからターボが体感できる。
2Lの3500位からガツンと来る加速ではなくてフワーとトルクがふくらむ。
ATとの相性がよいのにびっくりした。
ところで記事の1行目の一部改良とある。
スバルは年次改良といって、毎年少しずつ熟成させている。
今回乗って思ったのがステアリングの熟成だ。
重すぎず軽すぎず、遊びが少なくちょっとしたステアリングの操作にクルマが反応する。
緊張を強いる設定だがスポーツカーらしい。
07年に現行STIに初めて乗ったときは、新しいサスとステアリングとの
バランスがイマイチだったが、今回はステアの切り始めの時サスのフワフワ感が
無くなっていてノーズの動きを掴みやすくなった。
タイトコーナーで大きく切れ込むときにようやくワイドタイヤAWDのSTIだと認識する。
そのくらい普通に走る分にはバリバリのスポーツカーだと感じさせない
しなやかさがある。この辺もATとの相性としてはよい。
今回の試乗車のブレーキはブレンボでなくスバル製だった。
特に不満を感じることはないはずだ。が
ちょっときつめのブレーキングの時はもう少し硬質のあたりの方が良い。
(国産車特有の感触でスバルに限ったことではない)
その辺を求めるとブレンボをオプション選択した方がいいのかな。