新型アテンザ20S試乗

アクセラ
話題のディーゼルは月末発売だそうだ。
営業マンの第一声は『納車は4月以降です』
雑誌でもずいぶん褒めているし、どれだけいいのか試乗してみた。
試乗車は赤い20Sスポーツ。
ちなみに、赤はなんと5万円高のスペシャル塗装。
契約した人の多くが赤を選択しているそうだ。
アテンザといいアクセラといい、見た目はかっこいい。
存在感がある。
試乗車はLパッケージという本革シート。
シートだけでなくダッシュボードやステアリングまでかなり上質。
私のような大男でもピタッとポジションが決まるのが嬉しい。
スポーツの名に恥じない囲まれ感があるベストな内装である。
面白いのが、2DINのオーディオスペースは無い。
すでに7インチのモニターがダッシュの上に鎮座している。
ラジオまでが標準。
CDやDVDやデジタルディバイスは専用オプション。
カーナビはナビデータのSDを35000円で購入して差し込むらしい。
その代わりオーディオはBOSEシステムとのことで。
メーターパネルはタコメーターのみ。
スピードメータはダッシュボードの上に半透明のボードに反射式で見られる。
マツダもいろいろ考えている。
エンジンは2リットルのスカイアクティブ、ミッションは6AT。
エンジンのパワー・トルクは標準的なもの。過不足なし。
ただし、ちょっとラフなアクセルワークに対して反応が鈍い。
ATもワンクッション遅れる感じの反応。
コーナーからの立ち上がりにストレスがある。
ハンドリングは、普通のクルマだ。
ボディ剛性アップ、サスペンションも進化していて乗り心地は素晴らしいのだが
ステアリングのセンター付近の反応が曖昧で切り始めの感覚がダイレクトではない。
また、ノーズの動きも機敏ではなくファミリーカーとしては合格だがスポーツとしては物足りない。
国産では最高級の評価を見たが、よく考えれば2Lクラスのハッチバックでは
トヨタがオーリスブレード、確かにスポーツとは程遠い内容。
日産は比べるような車種なし。
ホンダもシビックインテグラが消滅している。
三菱にギャランがあるけどモデル末期。
唯一ライバルはスバルインプレッサだが、シャーシなどよく出来ているが
ボディや内装はアクセラと比べると安っぽい。
走行性能もWRXSTIなしの現状ではアクセラの出来のほうが良い。
雑誌ではゴルフと互角との評価だが、外見や内装は互角以上だが
走りに関しては250万円の価値は見いだせない。