昭和の足跡を読む 雑誌「ぴあ」、電話

土曜日の朝日新聞は面白かった。いくつか紹介したい。
60年代から男性誌、女性誌が発刊され俗に言う若者文化の発信源となった。
そして70年代になると情報に特化した雑誌が登場。
その草分けが「ぴあ」である。
私も学生時代にぴあの欄外にある一口投稿に何度か掲載してもらった。
ところが時代は流れて、
現在では紙に書いた活字よりもネットの方がはるかに早くて情報量も多い。
ぴあの役割は終えたか、というのが記事の主旨だ。
しかしながら現在も書店で売られている。
おすすめ提案型として一新したそうだ。
ある意味、正常進化のようにも思えるが、裏を返せば
発刊当時の他の雑誌との差別化をした基本理念を捨てたことになる。
つまり情報よりも若者文化の紹介になったわけだ。
ここで言う若者は70年代のぴあがターゲットにした若者を指していない。
ぴあが全盛期だったバブルの頃の若者と考えている。
すなわち現在30代から40代ということ。
10代20代の本当の意味の若者は雑誌を買って読んで情報を得るなんて
ことはほとんどしないのではないか。
携帯というおもちゃに夢中である。
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土曜日の朝日新聞は面白かった。またまた紹介したい。
携帯電話、IP電話の普及により固定電話の契約数が減って
5千万件を初めて下回ったとのこと。
うちもどうしようかなと思っている。
回線はNTTでネットとIPは他社なもので固定電話は
利用実績が無いまま10年も毎月2000円取られている。
来年はいよいよ光にする予定なのでそうなると我が家も
固定電話解約の一つになるだろう。
昔、彼女との電話を毎日のようにして
電話代が1万円を超えたと親に叱られたことが懐かしい。
公衆電話もどんどん撤去されているし、
昭和の大発明の電話もいよいよ…である。
グラハムベルも泣いている。