バカボン 赤塚不二夫さん死去

自己破滅型の芸術家だった。
私らの世代には神様のような存在。
その神たるゆえんは作品だけでなく
彼の奇々怪々な行動でもあった。
最初は若手芸人のようなヨゴレやリアクションに走り
その後も酒におぼれる生活。
彼は酒の席からまた新たなギャグを生み出そうとしていた。
破滅型としては裕次郎勝新があげられる。
身体にむち打つような生活は当然寿命を縮めてしまう。
70過ぎまで生きられたのは医学の進歩のためだ。
おまけに人生の後半にはヒット作がない。
面白いギャグを想像し生み出し続けることは
彼を持ってしても難しいことだったとわかる。
偉大な天才に合掌。