有明の東京ビッグサイト、エスカレーター事故

つっこみどころの多い事件。
整理してみた。

1.けが人が少なく死者が出なくてよかった
写真を見る限りすごい人がその場にいた。
なのに将棋倒しにならずによかった。
エスカレーターは急な階段と同じ。
下方に向かって倒れれば大けが、死者は予想できる。

2.日本オーチス・エレベータ
先日、名古屋の地下鉄でも同様の事故を起こしている。
2度重なれば誰のせいにもできなくなってきた。

3.「ワンダーフェスティバル2008夏」
模型やフィギュアの販売イベントだそうだ。
口の悪い新聞などには、美少女フィギュアを持った…、
という記述も。
写真を見てもいかにもそっち系のちょっと年のいった男の集団である。
ある意味、こういう年代の分別ある男たちだったため
被害が最小だったと言えなくもない。
世間の目はやや冷ややか、興味本位という側面がある。

4.8月第一日曜日、夏休みまっただ中
この時期、イベントには家族連れ、子供の存在があるのが普通。
一歩間違えば大惨事である。
気温は33度を超え、人が多く、エアコンもエスカレーターも
フル運転だったと思われる。
そろそろこういうエネルギー消費型の金儲け主義優先の
レジャーから脱皮する必要があるように感じる。

5.今回は子供がいなくて良かった
レジャーといえば、遊園地や繁華街と思っている田舎者が多すぎる。
5歳以下の子供に真夏に2時間以上の遊びはきつすぎる。
ディズニーにしても台場にしてもほとんどの幼児はぐったりしている。
かわいそうである。
大人が趣味で行くのなら何の問題もない。
小学生や幼児を遊びに連れて行くのならテーマパークは必要ない。
ちょっとした日帰りの磯遊びや川遊び。
どうしても都心へ行きたい人は、博物館や美術館に連れて行くべし。
図書館や博物館に子供を連れて行かない親に限って
「うちの子は勉強しない、理解力がない」と嘆く。
当たり前である。