
午後は雲が出て月見は無理かなと思っていたが深夜雲が少なくなり撮影することができた。
本日は大病を患った嫁さんが手術を受けることになり、日程や術式などの説明があった。そもそも治療方針にちょいと異議があった私は診察室で軽い議論をするものと「めんどくさいな」と思いつつ待合室の椅子で待っていた。診察室に入ると医師の態度が一転、今まで家ではできないという術式をやりますという。別の治療のときにその科の担当医にこちらの希望をカルテに書いてもらったのが良かったようだ。ただし、こちらの希望は複数臓器の摘出という開腹の大きい手術。医師は腹腔鏡での手術を予定していたのでだいぶ面倒な事になったわけだ。開腹すれば多臓器やリンパ節など目視できるので治療に役に立つと考えている。
という話をしている最中、電話がなる。2件続けて。片方は義父のケアマネから「父上が右手が動かないという、救急車を呼んでいいか」というもの。脳梗塞の3文字が頭に浮かぶ。それじゃ仕方ないか。次に救急隊から電話。「〇〇病院と△△病院のどちらかになりますが」「できれば〇〇病院で、実は今〇〇病院にいますので」しばらくして「〇〇病院の受け入れOKです。」と救急隊から。私は嫁さんを入院手続きや術前検査に行かせて、救急待合室に向かう。本当は義父の保険証などが必要なんだけどどうなるだろうか。ケアマネが付き添ってくれたようで待合室で引き継ぎ。医師に呼ばれて「血液、MRIで異常がない、片手だけ動かせないのは」と義父の腕を何箇所か強く押す。すると手首のところでうっーと痛がる。「ここですね。」と診断成立。さすが本物の救急医である。整形に回されてX線、異常無しで帰ってきた。嫁さんも合流して結局私らの車で帰した。
耳が遠いこともあるがケアマネにも救急隊にも医師にも手首が痛いと言えなかった、ということで相当認知症が進んでいると感じた。
先程90代の親を70代の娘が殺したという事件の初公判というテレビニュース。私は無罪でもいいのではないか、とふと思ってしまった。実際は殺人なので無罪はないだろうけど執行猶予はつきそうだが。ただ犯人の70代の娘は死ぬまで犯人という言葉を抱えていくのだろうな。介護とは誰が誰のためにというアタリマエのことが私にはわからない。