
我が家の玄関もハロウィンからクリスマス仕様に変更した。同じ段ボールにグッズが入っているので9月から連続して飾り付けである。
手取り月30万円・28歳女性教師、ある朝、職員室でみた「衝撃光景」に絶句。「教師、やめます」と決意
というYahooニュース。
結論から言うと、「生徒のために」という教師の情熱や自己犠牲に依存し続ける現在の学校システムは、すでに限界を迎えています。教員一人ひとりが心身の健康を保ち、教育活動に専念できる環境をいかにして整備するか。業務の抜本的な削減、人員配置の適正化、そして教員を守るためのハラスメント対策の徹底など、社会全体で取り組むべき課題は山積み、という予定調和なんだけど。
ここで一つ異論を申す。
何らかの形で苦しんでいる教員は多いのだけど、3割前後の決して少数派ではないグループが職員室にある。それはやる気満々、仕事大好きというグループである。この中の半分くらいが出世したい人。半分はスポーツ指導などもともとやりたかったことをやっている人。学生時代からスポーツをやっていて体力もあるし向上心もある。このグループが学校を引っ張っている。委員会に登用されたり管理職になるなどご褒美は多い。さらに研修会の指導員になるなどおだてられたり褒められたり偉そうなことを堂々と言える。体力があるから多少の時間外などどうってことない。向上心があるから多少親と揉めたり指導法でもめてもへこたれない。さらに子どもたちからもそれなりに支持がある。つまり教員に向いている教員のグループ。教務主任になれば人を動かせたり授業を管理したり大量の書類を見るわけだが、それで自分が中心で動いている、やりがいがあるのである。そのためなら多少の苦労などどうってことない。クレームがくれば率先して頭を下げて、トラブルがあれば仲介する。
こういう人たちはプライベートでも出世のために勉強もしていて、中途半端に反論してもすぐに論破される。クレーマーやカスハラやモンペに苦しめられるのが教員だがその中で心が折れてしまうのは、このやる気満々の同僚にゆるく詰められたとき。つまり味方がいなくなったときなんだな。能力や経験が少なくミスを何度かしたうえでそのことを親に詰められ管理職に詰められ、最後に同僚に詰められたところでジエンドかな。昭和まではやる気満々の人は面倒見の良い、いい人が多かったのだけど平成後期の20代30代あたりのやる気満々のできる人はできない人に対して割と冷たい。出世のための優しいポーズは取るけど基本的には突き放す。心の折れやすい教員は誰にも相談できないのではなく気持ちのわかってくれる人がいないのである。