ブログの友人が一家団らんで鑑賞しようと借りてきたのだそうだ。
ところがこの映画はおどろおどろしいシャチの復讐劇、一家団らんには向いていない。
友人はフリーウイリーと間違えたと書いている。
ちなみにフリーウイリーは1993年公開、母親に捨てられた少年と母親から引き離されたシャチ。互いに孤独な境遇の両者が交流を深め、成長していく姿を美しい自然描写の中に描いた感動作。
オルカは漁船に引っかかった身ごもったシャチが父親のオスの前で殺されてしまう。
そのシャチはその漁師を目に焼き付け執拗に追い続ける。
友人の一家団らんではそのメスのシャチが殺されるところで家族からひんしゅくを買って再生が止められたとある。
その後の復讐劇が面白いのだけどね。(笑)
調べると、オルカは1977年公開、当時CGなどない時代、実写を中心にシャチを撮影し続けた隠れた名作である。
制作にはそれなりにお金と時間がかかったとある。
さらにシャチを海のギャングではなく、家族愛を持った知的な生き物として描かれている。
1975年ジョーズに違う意味で通じるところがある。
実は人間は弱い生き物であることをこの頃の動物パニック映画で知らされる。