私は香港市民の歴史や実情や感情がよくわかっていない。
香港で度々起きる大規模デモのエネルギー源がわからない。
ブルース・リーの映画で度々取り上げられる英国の支配、
支配階級の英国人の言うことは絶対だった。
それがいよいよ香港返還、これでよくなると思っていたら
中国の支配も気に入らないということなのか。
民主的な考えがこれまでの歴史で培われた。
と、考えたいところなんだけど。
お約束で、一部が暴徒化して破壊行為、暴力行為。
さらに、道路の占拠ぐらいはデモとして許されるにしても
空港などの国際的な交通の遮断までしたところで、これも暴徒化。
そして、最終的に当初の目的だった法案撤回が宣言されても
怒りは収まらないという。
つまりデモのエネルギー源は、彼らを駆り立てているものは怒りでしかない。
私が生まれる前、もしくは子供の頃に日本でも似たようなことが。
若者たちは駆り立てられるようにデモに参加して怒りをぶつけていた。
もちろんあんな暴力行為で日本は何一つ変わらなかった。
それどころか、上げた拳を下げられない一部の若者は
過激派という暴力集団になり70年代に多くの悲惨な事件を起こすことになった。
イスラムでもイギリスでも似たようなことがある。
北などは国家自体がそういう感じだ。
怒りに任せた行動はいずれ破綻する。
香港の市民運動は国際的にも理解されなくなるだろう。