テロ事件と連休

池袋で母子が殺されたのに続いて、
神戸でバスが繁華街の横断歩道に突っ込んで何人かを殺した。
今朝は木更津で横断歩道の小学生を殺した事件が起きた。
一昔前の飲酒運転の大事故から殺す気がなくても死亡事故には
罰則が厳しくなったことは有名だ。
飲酒運転と老人の事故は同等の罪だ。
相手を殺す気の有無にかかわらず、未必の故意というやつに相当する。
つまり運転を許せば人の命に関わるということ。
その結果死亡する人は不特定、ということはテロである。
などと思っていたら、スリランカで300人以上が死亡するテロ事件が起きた。
テロはどこでも起きうるものなんだと職場でも話題になった。
もう一つ
もうすぐ10連休。数千万人の人が出歩くらしい。
今日、あるOLの話を聞いた。
幼稚園か低学年小学生を育てているお母さんである。
以前に連休を利用して大阪旅行。
1日、2日目と親族と会合、通天閣などの観光。
最終日はUSJという楽しいコース。
ところが、子供がUSJに入ると具合が悪くなってしまったとのこと。
しばらく医務室で休ませたが良くなりそうもないので
結局、USJを楽しむことなく外に出て、新大阪に向かったとか。
入場券1万円以上を無駄にしたという。
とっても真面目で聡明な女性であるが、肝心なことがわかっていない。
5歳6歳の子供はそれほどパワーや持久力がないのだよ。
家や学校ではそこそこ元気が良いにしても、旅行では違うエネルギーが必要。
子供は配分もわからず、ひたすら疲労する。
元気なときはいいが、少しでも風邪気味とかアレルギーが出ているなど
免疫系が弱っていればテキメン、こういう事例になってしまう。
だから小学校ではお泊りのイベントは5年生10歳になってからだ。
小さな子どもを引きずって飛行機や新幹線で大混雑の観光地を
歩く若い親が散見されるが、私から見れば拷問だな。
子どもたちは防衛本能で乗り物の中では寝ている。
個人差はあるにしろ、8歳以下の子供は日帰りがせいぜいなんだな。
連休だからと2泊も3泊も旅行を計画するのは親のエゴでしかない。
さらにダメなのが、どの親に聞いても「子供のため」と言うのだ。
とは言っても、ゴミゴミした住宅地のマイホームで
10日間も子供と顔を突き合わせているというのもそれなりに過酷だ。
そもそも10連休など多くの人が望んでいないのである。