アマチュアボクシング

テレビではワイドショーで全局総力取材しているように見えるが
ネタ元はみんないっしょだった。
ネットニュースのヘッドラインからはすでに消えているし。
アメフト、ボクシングに限らずスポーツにぶら下がって生きている人は多い。
プロスポーツならぶら下がるのは正義だが
マチュアとなると大義は金儲けではない。
だからいろいろな鎧をつけて金儲けをすることとなる。
マチュアスポーツに携わる人達を見ると
一番下には地元の子供会のスポーツチームや中高の部活がある。
99%はボランティアなんだけどね。
ところが、利権が発生するナントカ連盟とかが出てくるとややこしくなる。
本来この人達はボランティアであるべきなんだけど
他の仕事と掛け持ちするほど簡単でも楽でもない。
というわけで金銭の問題になってくる。
例えば、中高の部活でも生徒登録費、ゼッケン費、試合参加料などを
数千円単位で要求してくる。
大半は学校の仕事の合間に会計報告を作っている役員の教員と
顧問の教員のボランティア精神で運用されているはずだが。
大学や成人のスポーツとなると本業がアマチュアスポーツとなるわけで
違う意味で大変なんだろうなあ。
もう一つ
ワイドショーでもコメントされていたが
会長の贅沢の金額が低いのである。
せいぜい単品で数百円数千円のものを要求している。
悪人ではあるが、根っからの極悪人ではない。
昭和の貧乏人がちょっと偉くなった、というレベルだな。
多分本人に悪いことをしたという意識は皆無だろう。
今の老人問題の本質がここにある。
自分のこれまでの経験や実績は宝物、
居場所や椅子にしがみついて離れようとしない。
認知症に近い状況で運転しようとする老人にそっくりだ。
「わたしは大丈夫」「私の言うことに間違いはない」と言い切るのだよね。
私も年をとってそうなることを強く心配している。
(半分なっているか)
職場では私より20、30年下に「ちょっと聞いていいかなあ」といろいろ質問する。
どうせ給料が最安の私なので、ちょっとお馬鹿なおじさんという立ち位置のほうが
仕事はやりやすい。(笑)