あと2年だそうである。
梅雨明け直後の東京で行うオリンピック。
楽しみである。
平時の今でも毎日数千人の人が熱中症で搬送されるこの時期である。
まず、競技の日程が発表。
暑さの対策として1時間開始時刻を早めたそうである。
朝の7時なら30度ぐらいでスタートできそうだ。
これなら選手も観客も安心である。
次に、イメージキャラクターの名前が決まったそうで。
見るからに可愛くもないし特徴もないし。
小学生が選んだから、というアリバイを作っての発表である。
子供を盾にすれば怖いものはない。
テロリストの考え方だな。
次に
各種目の入場券の価格が発表された。
人気のない、日本人のメダルの可能性がない種目で数千円から。
人気種目や開会式などは数万円から数十万円だそうである。
これなら私達庶民も楽しく観戦できそうである。
家族で2ヶ月ぐらい飲まず食わずで貯金すれば感動のシーンが見られる。
さらに
各競技会場の建設費が数百億円、周辺の整備や道路なども含めれば
数兆円の大プロジェクトだ。
オリンピック後の施設の運営は理想的な運用がなされたとして
それぞれ毎年数億円の赤字になるそうだ。
タワーマンションに「夜景が綺麗だ」と入居する金持ちや
代官山、麻布、銀座のレストランで「これで1万円なら安い」という金持ちが
うようよしている東京だから、しっかり税金をふんだくって穴埋めすればいい。
さらに
ここ数年、毎年のように春先から夏にかけて地震や気象の災害に日本はあえいでいる。
被災者以外は災害には無縁の東京で五輪を楽しめばよい。
それが復興だとか、被災者に勇気を与えるとか言えばかっこがつくだろう。
被災者には芸能人やマスコミが集める一般人の募金を渡せばよい。
五輪の儲けは企業と役人と一部の金持ちで山分けだ。
残った負債は東京の庶民の税金でナントカするから、企業も役人も懐は傷まない。
こんな楽しいことはない。
そりゃあ、真夏の東京でオリンピックやろうなんて思うわけだよねえ。