雨と津波


バイク通勤の受難は続く。
そもそも、8月お盆明けからどんだけ降っているのか。
湾岸道路を走っているときはピカピカゴロゴロ、身の危険を感じるほどだった。
職場に到着すると湾岸沿いに薄日も差したがそのままからりと晴れるわけではなく
雨が降ったりやんだりしている。
さらに、湾岸沿いにはちょっと怖いニュース。
津波注意報である。
職場でも海に近づかないようにお達しが。
テレビを見ると太平洋側全域に津波注意報と大々的に。
ところが実際の津波は微小とか10cmとか。
よほどリアス式の津波に弱い地域で数十cmだそうだが。
大掛かりな注意報に避難指示まで。
3.11を経験しているから津波の怖さはわかるけど
10cmの津波のために避難するかどうか。
あまりやり過ぎると、本番の時に「またかあ」と避難が進まないという危惧もある。
見方を変えれば、津波注意報など数年に1度程度。
いい避難訓練とも言える。
そもそも、現地で数mの津波だったそうで、1万5千キロ離れた日本で
それ以上はないだろう。そもそも、大したことない予測であったはずだが。
もう一つ。
津波到達時間が小笠原で5時30分、関東で6時とあった。
小笠原まで約1000キロある。
どのくらい正確な予測かは分からないが、津波のスピードが分かる。
太平洋を対角線に約20時間。
単純計算でも時速1500キロ前後。音速より速いのである。
地震による地殻変動が起きてから、津波が生成するまでの時間も考慮しても
海岸から500キロ沖で地震が発生しても30分程度で津波が到達する計算になる。