NHK、老人漂流社会

朝から立てこもり、放火、中学生殺人若い女性殺人などアメリカのスラムのような報道。
それとは直接関係ないのだが、連想したのが昨日のNHKスペシャル
老人漂流社会 親子共倒れを防げ
これがなかなか良く出来ていて、ただ高齢で辛いというのでなく
無職の子供が転がり込んできて破綻するという話だ。
子供が親の介護をする、というこれまでの常識がひっくり返っている。
いくつか指摘すべき原因がある。
まず親の世代。
定年、もしくは定年過ぎまでコツコツ働いてきたというが
あまりにも質素な生活である。
公営住宅生活保護、もしくはぎりぎりの生活。
もともと、猛烈に所得が低い仕事だったのか、
それとも稼いだお金をパーッと使ってしまったのか。
それでも年金とその他でギリギリ生活できるはずだった。
ところが、失業や仕事につけない30代40代の子供が転がり込んでくる。
例え非正規だろうとも、自分一人プラスアルファの生活費ぐらい
苦労すれば稼ぐことはできるだろう。
そんな大人にしたのはこのギリギリ生活の親なんだな。
DNAが受け継がれるより、さらに悪い状況になってしまう。
私も転職を経験しているので、一歩間違えば似たようなものである。
非正規月給10万円で苦労した記憶がある。
夜にバイトもやったっけ。
その気になれば、金持ちにはなれないが何とかなるものだ。
それが80の親の年金にぶら下がって生きているというのだから。
子供の頃から学校へ行きたくなければ「不登校
勉強したくなければ「高校全入」で。
少子化でカネさえあれば名前だけ書ければどこかの上級学校に入れる。
嫌なら中退。
そんな奴にどこの会社が給料を出すのだろうか。
運が悪いというのも含めて、因果応報なんだとおもう。
たいていの貧困には原因がある。
それを行政のせい、社会のせいにしようとしているのがなんとも。
この一部がニュースにもなるような反社会的行動をするのだろう。