【独旅客機墜落】急降下「惨劇への8分間」

墜落

墜落2

今回のドイツジャーマンエアエアバス320の墜落について自分なりに調べてみた。
まず、私も1日1回はチェックする「フライトレーダー」がニュースでも扱われている。
画面をキャプチャーしているニュースもあれば、データを元に新たにCGにしたニュースも。
というわけで、私もチェックしてみた。
フライトレーダーを開くとリアルタイムの画面だが、プレイバックというモードがある。
フライトレーダーは基本的に国際標準時、グリニッジ時刻を基準にしているので
時差を考えて見る必要がある。
私はアタマが悪いのでなかなか時差をすんなり計算出来ない。
さらに今回は出発地バルセロナ10時とある。
いじっているうちにようやく当該機を見つけた。
標準時24日9時であった。
バルセロナからデュッセルドルフのフライト、ジャーマンエアでようやく見つけた。
離陸してから地中海上で高度11500mまで上昇、水平飛行に入り速度830km/h。
そのまま、北東に進みながらフランスの陸地に入るところで異変。
ニュースに書かれているように急激に高度が下がり始める。
速度はやや上がり900km/hまで上がる。
もし、何らかのトラブルで失速、もしくはバード・ストライクでエンジン停止なら
空気抵抗で速度は落ちると思われる。
私が推測するには、ほぼ水平飛行のエンジン出力のまま降下したと考えた。
降下の角度だが
8分、480秒で9000m降下した。
800km/hは800000÷3600で222m/s
進んだ距離は222×480で106560m
高さ9000m斜辺106560mからsinθを計算すると0.084
正弦表で見ると5度という結論だ。
通常の着陸のアプローチアングルはだいたい3度とされている。
したがって、着陸するときよりも倍近くの角度で降下したことになる。
問題なのは速度で滑走路への着陸は失速しない程度の最低速度。
機種にもよるがだいたい250km/h当たりか。
今回の降下は800km/hを超えていたので
角度で倍、速度で3倍以上、つまり通常の6倍の降下をしたことになる。
計算では秒速19mの落下。時速に直せば約70km/h。
乗っていた乗客は身体が浮くような感じだったに違いない。
(一定角度なら重力は大きく変化しないだろうけど)
さらに、750km/hぐらいで山腹に衝突している。
映像を見てもわかるように機体も乗客もほぼ粉砕に近い。
9.11同時多発テロの時も航空機の残骸はほとんど残らなかったことと符合する。