フジテレビのニュースがきっかけで、昨年、大津市の中学生いじめ自殺の
「加害者生徒」の実名がネット上に流出した問題。
結論から言えばNGである。
ただし、ここでの判断基準は今の日本の、もしくは現在までの倫理観に照らしあわせてみると、
もしくは種々の法律に照らしあわせてみると、などなど条件付きである。
多くの人が感じているように、一部の日本人には従来型の倫理観が当てはまらない、
理解できていない人がいる。それも増えている。
最近話題になっているのが、平気で他人を攻撃する人たちだ。
店や企業に対するクレーマー、駅員や店員につっかかる人、警官や教員を脅す人たち、
家にそんな親がいれば子供はかなり高い確率で悪い大人になる。
そして、逆に誰かから道路のクルマをどかせてくれ、犬の糞を…などと言われると
逆上するのである。
フジテレビの行為は「配慮を欠く」と批判されるのは仕方ないが
上記の理由から『こういう子供を中途半端に守ることは良くない』という
社会的な意見に後押しされた確信犯だったような気もする。
現行の1世紀近く前の古い社会情勢での法律、今回の場合は少年法や放送倫理に
アンチテーゼを投げかけたのではなかろうか。
社会はこういう卑劣な行為を子供でも許さない、という強いアピールだったのか。
酒酔い運転も厳罰化しなければ減らなかった。
残念なからそういうものなのだ。