1965年の原作発表以来、幾度となく実写映像化されてきた「時をかける少女」が、
初めてアニメーション映画として登場!原作は筒井康隆の同名小説『時をかける少女』。
原作の映画化ではなく、原作の約20年後を舞台にした続編。
だそうだ。
原作のイメージとちょっと違うなあと思いつつ観ていた。
個人的にアニメは嫌いであるが、筒井康隆先生の顔を立ててありがたく観る。
私のようなオッサンが喜んで観るにはちょっと甘い青春群像だな。
タイムトラベルの新しい形、解釈である。
他の人の書き込みを見ると、タイムパラドックスがちょっと甘いというのがあった。
それもこれも主人公の少女の幼さで相殺してしまうかな。
幼いキャラで相殺する所でそれ以上の深みがなくなってしまったのが残念。
原作が古典に近い存在だから、屁理屈で見てしまってはそんなものだな。
タイムトラベルを金欲でなく小さいことに使ってしまうところを微笑ましいと思うべきか。
これも書き込みに多かった意見だが、声優が良くない。
ジブリのようにコテコテの声優を使わないというのはわかるが、下手すぎて。
という訳で色々な意味で80点主義のアニメであった。
ラストにユーミンの曲で締めてくれるとよかったと思うのは私だけか。