日本カー・オブ・ザ・イヤー、日産リーフ

いよいよEVの時代である。
この決定は私から見ても全く妥当である。
素晴らしいクルマである。
ポイントは中国で150万で作っているEVが日産では400万円ということ。
このEVは限りなく従来型のガソリンエンジン車と同じように作られている。
裏を返せばEVである必要がない。
燃費が良いガソリンエンジン車と同等なのである。
400万円を安いという人はいないはずだ。
どんなに優れた技術でも高価なら皆が使えない。
従来型の形でEVを実用化したことに対する評価だということはわかるが、なんとも。
もうひとつ、
すなわち従来型の新型車にろくなものがなかったということ。
ここ数年のVWの新型車の完成度は目を見張る。
ところが、それを評価する数値が無いのが残念。
1.4Lに過給器であれだけのパワーをしぼり出していること、
それを受け止める優れたシャーシがあること。
最先端のミッションなど挙げればきりがないのだが、数値では表せない。
カー・オブ・ザ・イヤーの流れでクルマの価値が決められるのなら
いずれ中国やインドのメーカーにみんなもって行かれると思う。