原発地下水からストロンチウム

測定は大事だけど騒ぐことにはもう意味がなくなってきている。
東電などの関係者にきけば『すみません』と頭をさげる。
「責任を取れ」といえば「精一杯やります」と答えるだけだ。
過去のしがらみが無い民主党政権は、「増税して対処します」というのだ。
堂々巡りのような会話にしかならない。
誰に何を言っても暖簾に腕押しである。
せめて、第三者が地下水や海洋汚染を測定してデータにするしかないのである。
この測定をする第三者がカネに目が眩んでいないことを願うのみ。
もう一つ
原発事故の検証の記事がよく目にとまる。
人災だ、と言うのは簡単なことである。
どこからどこまでがだれの人災なのかもう少し検証して欲しい。
先日のNHKスペシャルでも、津波をかぶって全電源喪失の事態に
現場では為す術がなかったと言っていた。
水をかぶったときの危機管理は誰がしていたのか。
どうせすでに退職した人たちの話になるのだろうが
設計の不備、それを数十年間も見過ごしてきた人たちの責任を
もう少し明らかにしてもよいだろう。
当然、国策で推進していた議員や官僚の名前があがってもおかしくない。
日本は人の過ちを過去にさかのぼらずにその時の責任者に丸投げして解決しようとする。
よくない風習である。
ことに科学技術にこのような官僚主義が入ることは良くないしこのような重大事故を生む。