震災避難所の老人問題

今日の昼間の情報番組では避難所が特養ホームになっているとの話。
家が流されてしまって多くの人が途方にくれたのだろう。
それでもいろいろなつてをたどってナントカ生活をしようと立ち上がっている。
実家や友人の家などを間借りしたりしている人も多いだろう。
ところが実家もあてになる友人もいないというのが避難所に残された老人たちだ。
もしかしたら、実子がいるかも知れないが何らかの事情で行けないらしい。
行き場の無い人達が残されている。
高齢、身体が不自由、介護が必要などの老人がたくさんいるようだ。
身寄りのない老人が田舎の町にもこんなにいることを改めて知らされる。
介護のある施設に希望しても入れない老人たちにとってはどうだろう。
避難所はそれなりに不便ではあるが食事の心配もなく、体調を見てくれるシステムもあるので
テレビでも言っていた特養ホーム状態である。
いろいろな考え方があるが、こういう老人たちにとって特養ホームといった箱物よりも
このようにまとめて面倒みてくれる施設の方が良い気がする。
体育館に毛布をしいただけでかわいそうなのだが、多くの老人を助ける手立てはこれしかない。
震災を機にこれからの日本が抱える問題を露呈した形になった。