温暖化元凶CO2から樹脂 三井化学のマジックの記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110123-00000515-san-bus_all
を見て一言。
素晴らしい技術である。
地球を取り巻く諸問題が科学技術で解決できるならそれに越したことはない。
ところで本当に有効な技術なのだろうか。
開発費やプラントのイニシャルコストはとりあえずおいといて
原料はCO2の他にH2とある。
これがちょっと問題である。
燃料電池に水素を用いるとあるのだがこの水素の調達法が問題。
水素は天然には存在しない。
例えば中学の理科でやる電気分解で水素が発生するが
水素の発生のためには電気エネルギーが必要。
エネルギー保存の法則に従えば得はしないことになる。
東京ガス大阪ガスが勧めている家庭用燃料電池も基本的にガス、
すなわち化石燃料が必要ということになる。
どちらもその場しのぎで水素を得るためのエネルギーを何かに依存していることになる。
たとえその場でCO2を排出しなくても社会全体で減少しなくては意味が無い。
もちろん私のような素人が考えそうな計算はとっくにやっての事業だろうが
これまでエコだとか環境ビジネスのたぐいはことごとく嘘だったり
役所と結託しての架空のエコ事業だったりとこの手のニュースを
すんなり受け入れられなくなっている私である。