水素製造時のCO2使い栽培 東ガス、千葉大

東京ガス千葉大学は24日、水素の製造で生じる二酸化炭素(CO2)を植物工場の光合成促進に利用する実証事業を始めると発表した。燃料電池自動車用向けの水素では世界初の取り組みという。
東ガスは大気に放出していたCO2の有効活用を図り、千葉大炭酸ガスの調達コスト削減につなげる。
燃料電池自動車は走行中には水しか排出しないものの、天然ガスを分解して燃料の水素を製造する際にはCO2が生じる。東ガスは2010年12月に運営を始めた「羽田水素ステーション」(東京都大田区)で試験的に水素を供給してきたが、CO2は分離・回収して液化した分も含め、大気に放出してきた。

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なんだか倒置法、倒叙法のようなニュースである。
もともと燃料電池の長所は水しか出さない、ということ。
そのもともとが否定されているところから文章がおかしくなっている。
燃料電池を動かすのにCO2が発生することを公言している。
たとえすべての発生するCO2を回収したとしても、地球上のCO2を減らすことはできない。
今回の実証も非常に限られた条件、施設での利用であって実用とは程遠い。
どちらかと言うと大学の生物学の研究にちょっと使う程度の話みたいだな。
水素は自然には存在しないわけで、結局エネルギーを使ってCO2を排出してしか使えない。
実は高コストなエネルギーなのかな。
実は高コストなエネルギー、…、原子力発電とかぶってしまう。
まあ、水素だけなら爆発しても建物が吹っ飛ぶだけで環境破壊にはつながらない。
原子力よりはましだけどね。