「111歳」のミイラ事件

社会のいろいろな盲点をついた奇異な事件である。
ポイントを整理してみた。
1.「即身成仏する」
またムズカシイ四字熟語の登場である。
どこかのお寺に「ナントカ僧正の即身成仏」なるものがあったような。
外国にもそういう宗教もあるようである。
が、どう見ても普通のおうちである。
コメントにもあったがカルト宗教が絡んでいるのか。
2.「30年」である
「即身成仏する、扉を開けるな」というのは納得したとする。
でもね、その後30年も放っておくものだろうか。
仏になったのならなおさらである。
3.子供が80歳代
この仏は70歳代終りにこのような結末を迎えた。
その子供が80歳代、その子供も60歳に近い。
111歳のじいさんの仏が家族を守っているのか。
4.金の問題
ここまでならカルトで押し通せたのだが
この仏のじいさんの年金やらがわかっているだけでも一千万以上。
その半分以上は引き落とされていたという。
天から降ってくる金であるからオイシイ話だが残された家族は
オイシイ話で済まされると本当に思っていたのか。
子どもでも当時60歳、分別はとっくにつく年齢だったはず。
5.金の問題2
本気で金のために知らん顔していたとすれば、年金などは全て引き落としていたはず。
ところが半分は残っているそうだ。
その辺がしっくり来ない。
6.妻の存在
6年前に妻が死んだそうだ。
この妻にしても100歳ぐらいは生きたことになる。
死体を部屋に置いておくという考えや行動はどうもこの妻が主導としか思えない。
妻の死によってこの家族のバランスが崩れて今回の事件発覚につながったと考えられる。
妻とカルトと家族とのつながりがすごく気になる。
多分、その辺が事件の真相につながっているのではないか。