大人になってから書初め


今日はようやく暖かくなった。
バイクで風を切って走っていると気温の変化には敏感になる。
昨日までの身体を斬られるような寒さは今日はなかった。
正月も半分を過ぎたところ珍しいメールが届く。
書初めだそうである。
私の昔の教え子なのだが、そういえば中学生の頃も書初めに金のリボンがついていたっけ。
その後もずっと続けているらしく、達筆である。
私のような粗雑な男には「すごくうまい」意外にコメントのしようもない。
どころか、なんと書いてあるかも分からない。(おはずかしい)
以前にこのブログでも登場したスラッとした美人である。
天二物を与えた、典型的な例である。
こういう神様の不公平のおかげで、私のように何のとりえもない人間がいるわけで。
私が注目しているのは彼女の美しい書体ではなくて
たとえ一人でもこうして正月に書初めをするという習慣である。
日本の古き良き伝統というか、日本人のと言うべきか無粋な私には全くない素養である。
私は悪筆でいつも苦労しているわけでこのような美しい字を書く人に憧れてしまう。
我が家に子どもがいないせいもあり毛筆など何十年も握っていないなあ。
嫁さんにするならこういう女性がいい。
書簡やのし紙で一生困らない。(人間ワープロか!とツッこむ)