老人と餅

年末に実家でもらった棒状の餅がある。
焼いたり温めたりしたのだが、煮崩れたりフニャフニャになったりしない。
団子に近い感触のお餅である。
薄く切って乾燥させて揚げ餅にするのだろうか。
さて、本題。
正月に餅を食って死んでしまうというのはある意味天命だと思っている。
正月に餅をまともに食べられない状況になったということ。
こういう考え方は今となっては時代遅れ。
例え寝たきりでも生きていることを良しとする傾向がある。
自分の親だとできるだけ長く生きて欲しいと願うのは当然だが
できるだけ苦しまずに最期を迎えて欲しいと思うのも普通の考え。
この苦しまずに、というのは老人本人だけではなく介護する家族も含まれる。
がんや心臓病などはそれなりに死期が訪れるが
痴呆、脳の疾患だと身体は元気なので周囲が大変なわけで。
もし、過去にものどに詰まらせたことがあるとすれば
ほんの少しだけ家族の意図を感じてしまう。
ただし、家族を責めてはいけない。
老人は自ら大好きな餅を食べて死んだのだから。
もう一つ
NHKでも全国ニュースで伝えていたわけだが
話の出どこが東京消防庁管内とある。
練馬区の事件について伝えていたが、北海道の人も沖縄の人もどう思っているのか。
私は東京に隣接する地域に住んでいるが、それでも対岸の火事である。
できれば、地元の数字が知りたいよね。
それだけニュースが少ないといえばそれまでなんだけど
国会召集、インドの地震、サウジとイラン、殺人事件などなど
全国ニュースのネタはそこそこあるような気がするけどね。