モンスター患者とモンスターペアレンツ

本日午後持病の経過観察のためCT検査。
相変わらずこの公立病院はどこも混んでいる。
どこへ行っても人でいっぱいである。
検査のあと、外来の診察があるのだがかなり前に予約を入れておいたにも関わらず
一時間以上またされた。
というわけで追試の試験問題の確認やらの仕事を病院内の食堂の片隅で行う。
食後コーヒーが100円なのが良心的。ただし、食事はまずい。
ようやく外来の順番が回ってきて入室。
異状なしの報告書が出来ていた。
チョッとだけ主治医と世間話。
最近の高校生の態度が悪いとか、文句を言ってくる親がいるだとか学校のことをきかれる。
この医師は食道外科では有名な先生である。
この病院の仕事のほか開業もされていて忙しく飛び回っている。
特に外科手術を多く執刀されてきたわけで、それこそ文句を言ってくる○○は
医師のほうがよほど多く経験しているハズである。
それを直接言わないで「学校では…」と切り出してきたのだろう。
医師とは大変なお仕事である。
ちなみにこの医師は常勤当時朝一時間早く出勤して自分の患者のベットを朝イチで巡回した。
十時頃の定期回診の時にしか顔を見せないのが普通である。
こうして何度もベッドに来てくれると患者はすごく安心する。
この医師はそういう気遣いにも長けた人だ。
モンスターをうまないためにはこうした日常の信頼関係の積み重ねが大事だとこの医師から教わった。

187180