どうなる地方の公立病院

本日検査のためかかりつけの病院に行った。
切腹するような大病の経験があるため定期的に検査を受けている。
本日は一番軽い血液検査だ。
検診の項目以外に腫瘍マーカーも項目に入るので料金も割高になる。
その後、診察の予約も入っていたのだがずいぶん待たされた。
待たされる原因はいくつかあるのだろうが
この公立病院でも言われているのが医師不足である。
私の主治医も内視鏡の医師もこの1〜2年で退職してしまった。
公立病院の給与水準は公務員としては高いのだろうが医師としては低い。
その上、仕事はきつそうだ。
有能な医師が次々にやめていく。
この病院も赤字を抱えていて役所ではお荷物になっていると聞く。
地域の救急指定の中核病院、市民には無くてはならない。
黒字にする必要があるのだろうか。
図書館は黒字なのだろうか。市民の公園は黒字なのだろうか。
市役所の支所は黒字なのだろうか。郷土資料館は黒字なのだろうか。
市民が一番必要としている病院が赤字でも市民サービスとしてしかたがない。
等と、長々と待たされている間にウトウトしながら思いをめぐらす。
検査結果は思いの外良好。コレステロール中性脂肪も基準値だった。
その他の結果は個人情報なので秘密である。
この病院も先月からカード払いができるようになった。
いちいち万札を持って検査に行く必要が無くなったのは良いことだ。
救急で入った患者が金を払わずにトンズラする事案が多いとのこと。
そんな奴らは本当に困ったときにたらい回しされて苦しむに限る。