フェリー2隻の異常接近問題

垂水フェリーの規定では、定期航路上ですれ違う際は600メートル程度の距離をとることになっている。
だが2隻は、乗組員の定年退職を祝うため約200メートルまで近づいて汽笛を鳴らしたという。
さらに、ご丁寧に国土交通省鹿児島運輸支局は垂水フェリーに、
海上運送法に基づく立ち入り検査(特別監査)を行うという。
韓国の事故もあったばかりだし「けしからん」と言う人が多いのかな。
遵法、安全第一が公共交通機関の大義であるからツッコまれることは仕方ないのだけど。
それでもね、そんなに目くじら立てることなのだろうか。
普通の人が「200m!!あっぶねー」と驚くだろうか。
法規に照らせば近いのだろうけど、常識的にはどうかな。
空や海は気流や海流の変化があるから、安全を担保すればものすごくマージンをとる。
私達の地上だって車間距離を、とよく言われるが、
街なかで車間距離と速度をきっちり守っていたなら多分大迷惑と思われるに違いない。
そういう奴に限って青信号になっても発進しない。全然安全じゃないんだよな。
また、スマホを使用しながらフラフラ走っているクルマはよく見かけるし。
鉄道でスマホを使用している運転手がたまに報道されるが
危険度はやや高いと言えるだろうか。
さて、今回の事件。
法規を多少逸脱していることはあるが、運転手が脇見をして異常接近したわけでもない。
また、行為に明確な情状されるべき意図がある。
気候条件も問題なかったと思われる。
今回の不幸は『フェリー』というキーワードにマスコミが飛びついたのが原因だな。
本来なら、上司が注意すれば済むことだったのにね。
願わくば
道路をフラフラ走っている爺さんたちの方が余程危険だろう。
あとは、深夜から早朝にかけてのもともと危ない奴ら。
一日の仕事を終えて、クタクタの状態で23時とか0時に運転するというのは
たいていの人が大丈夫でも一部の人は危ないよなあ。
これらの人たちの判断力や運動能力は飲酒運転と同等だと思っている。