熊本地震の義援金、全国から57億円超

義援金57億円だそうで
被災者が57人なら1人1億。
570人なら1千万。
5700人なら100万円ということになる。
1世帯3人弱と計算すると6000人で2000世帯。
1世帯300万円となる。
家を失った人には焼け石に水程度だが。
ちょっとせこい話になるが
交通事故でクルマが壊れたとする。
すると修理にかかる費用が保険で全額保証されないと言われる。
我が家のように車検をとらないで売るような場合なら
クルマの修理代と下取り価格が一致するのだけど
8年位大切に乗っているとクルマの下取り価格は5万とか10万程度。
修理代に60万かかるとしても本体の価値以上に保険はおりない。
結局、クルマの価値と同等の保険金になる。
だいじに乗っていたクルマが壊れて、修理代も出ないとなるともらい事故は大損だな。
同じことが震災にも言える。
家は壊れても土地がなくなるわけではないから、補償は建物だけになる。
全半壊するような建物の大半が築30年とか50年とか。
それももともとそんなにコストがかかっている建物でないとすれば
建物の査定は限りなくゼロに近い。
災害や火事などで家がなくなってしまってもたいしたお金はもともともらえないのである。
つまり持ち家であってもぶっ壊れた時の保険と貯蓄は大切ということだね。
これは熊本だけの話ではない。
日本どこでもあり得る話なのである。
義援金で300万円もらえるとしても、残りの1500万円は持っていなければならない。
それが家族を守るということなのだろう。
風水害や震災で路頭に迷うというのはぜひとも避けたい。
もう一つ
無理して避難所の体育館や車上生活をしなくても
「しばらくうちに泊まっていいよ」という親族や友人は必要だよね。
私には友人はほぼいないけど、それでも頼み込めばなんとかなりそうな友人はいるし親族もいる。
さらに泊めてもらった多少の礼金ぐらいは支払えると思う。
いろいろ事情はあるにしろ、苦労している被災者の多くはその準備が足りなかった。
他山の石とすべし。