五輪 歓迎はまさしく景気

全てのマスコミが五輪音頭の大合唱だ。
基本的に人間は寂しがり屋なので、人が集まることに価値を見出す。
村祭りから盆踊り、花火大会へとつながっていく。
そして、もうひとつの流れがスポーツ大会。
戦う、勝つということに人間は異常に快感を得るのである。
この2つの要素を併せ持つのがオリンピックやワールドカップという国際大会。
何より美味しいのがマスコミだ。
何の努力もしないで視線を集められるのだから。
という訳で東京五輪バンザイとなる。
そのマスコミの扇動でまたまた関係ない人たちが雄叫びを上げるという連鎖。
1960年代なら公共事業で道路や鉄道が充実することは良しとされたが
2020年の成熟した都市東京にどんな利便性を求めるのか。
一部の土建屋と不動産屋しかいい思いはしないだろう。
NHKでは観光客が増えるとか、金儲けの話しかしていない。
すでに多くの人達が五輪を金儲けの道具にしか思っていないことが悲しい。
また、NHKを始めとして五輪で金儲けが正義であるかのような意識が悲しい。
もう一つ
そういう浮かれた五輪景気に対して『被災地では』と対比させる手法がほとんど。
五輪より復興だろ、と被災者は訴える。
よく考えるとそれは誤認識。
もともと地震津波は政府の責任ではない。
まして被災地でない人たちの税金で全てをまかなうというのもおかしい。
数十年に一度の津波に襲われる東北の海沿いに住んでいるのだから
津波への認識や対策はある程度あってしかるべき。
ある程度の政府からの支援を受けるのは仕方がないが
完全にもとの生活に戻るまでの責任を政府に求めるというのもいかがなものか。
原発被害にあわれた方は話が別で東電と政府に責任追及すべき。
今日のニュースで刑事責任が問えない、というニュースは全く残念なことだ。
もう一つ
東京五輪の日程が7月から8月だと聞いてびっくり。
10月10日ではないのか。
多くの人は知らないのだろうから教えてあげよう。
この時期の東京は世界でもまれにみるくらい蒸し暑い気候なのだ。
NHKでは厳重警戒とかでスポーツなどはやめるようにと連日言っていた。
この時期にスポーツの祭典を行うというのは誰の決定なのか。
私が走るわけではないから、まっいいか。
どうせほとんどの競技がインドアのエアコンが効いた施設となるので、まっいいか。