私は五輪が東京に決まらなかった時の言い訳を勝手に考えていた。
1.ヨーロッパ人は有色人種が嫌い。
IOCは委員に欧米以外の人も多数いるだろうけど基本的に白人。
ヨーロッパは小さい国が多いので必然的に白人の数も増える。
自動車のF1などは特にヨーロッパ文化が強く出ていて
あの90年前後のホンダとセナの活躍を苦々しく思っていたことは有名。
2.時差が嫌い
日本では海外で大きな試合があるとき「寝不足で…」とよく話すもの。
欧米との時差が半日なので大抵が深夜早朝の放送時間となる。
日本でゲームをやるとなれば多くの欧米人は寝不足を強いられるわけで。
というわけで
実は東京の悪いところは少ない。
お金や治安や外国人の受け入れ体制などかなり良いと思われる。
もう一つ
前にもここで書いたがネガティブな部分を考えてみた。
1.東京でやるといいのか
ロンドンだと感動しないが東京だと感動するスポーツがあるのか。
基本的にどこでやっても同じである。
2.誰が得をするのか
人間が何かを一所懸命やるときはたいていは欲望だ。
それも背広を着てやることの99%はお金だ。
オリンピックをやると得をする人が少なからずいるらしい。
少なくとも私は違うな。
プラチナチケットの入手は困難だろうし、数千円のお金をホイホイ出せるか。
景気が良くなるというが多分私の給料はオリンピックで上がることはない。
金持ちのお金が1.5兆円増えるだけだ。
3.誰が決めたのか
プレゼンが大切だそうだ。
開催予定地に招待して接待を繰り返し、何十人もの人たちがわざわざ地球の裏っ側まで行き
ニコニコしながら東京の素晴らしさを訴える。
あんな内容は文書とCDROMで済むのではないのか。
もしもである。
お金もない治安情勢も悪い候補地が素晴らしいプレゼンをして
東京が覇気のないもぞもぞしたプレゼンをした場合、治安の悪い候補地に決まるということか。
それではIOCの調査の意味が全くない。
IOCが接待や裏工作を期待しての五輪誘致ショーのような気がしてならない。
こういう『うまいこと言った人の勝ち』みたいなやり方は本質からずれている。
4.本来は
候補に名乗りを上げてもらい、設計書を提出
あとはお忍びで候補地の調査
選考委員も匿名
というのが本質的な公平な審査だろう。
現行のやり方は、社員旅行や修学旅行の旅行業者選考みたいなもの。
つまり、IOCの観光旅行を決めているようだ。