ランタボと初代RX7

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どちらも所有したことは無かったけど青春のクルマだな。
まずRX7から見てみよう。
この展示車のナンバープレートには1983年とあるが、発売は1978年から。
サバンナのネーミングで発売。
サバンナがRX3だったのにたいしてRX7と車名に入れられた。
トヨタ2000GT以来のリトラクタブルとして話題になる。
当時スーパーカーブームだったことも背景にあるだろう。
スリムなボディにスリムなロータリーエンジン
刺激的なクルマであった。
このSA型は85年まで販売された。
プレートにある83というのは後期型になるだろう。
あの燃費が極悪のREが排ガス規制を通ったというのも話題になったっけ。
そのかわりパワーは小さくて初期型は低速はスカスカだったよね。
もう一つも一世を風靡したランタボである。
二代目ランサーは79年に発売。
初代のサファリラリーのGSRの泥臭さとは別物、ヨーロッパのデザインでスマート。
車名にもEXが足された。
最初はあまりにもおとなしくてサファリラリーのランサーのイメージはない。
ところがヨーロッパでターボ車が出たということで話題になる。
これが栄光の4G63を積むランサーである。
国内は遅れて82年に1.8ターボとして発売。
パワーが今ひとつと酷評されたが、ラリーのランサーというイメージで人気はあった。
2.0の4G63が積まれることは最後まで無かった。排ガスの問題とされているが。
後にICターボが積まれる。
このあとランサーは消滅してミラージュと統合、ランサーフィオーレとなる。
スポーツ系はギャランVR4に譲ってバブル期はつまらないセダン系を続ける。
3台目のランサーフィオーレは元のランサーの車名にもどす。
この代が見覚えのあるランサーエボリューションのベースになることに。
90年代になってようやくランサーは4G63を手に入れることになった。
ランタボを入手した友人も何人かいて走り屋には憧れのクルマだった。
当時のターボは高回転型、直線番長のようなクルマばかり。
峠やダートを速く走るというコンセプトとしてはランタボが草分けだったかな。
このあと、ファミリアやパルサーが追いかける。
そして、バブル期になってギャランやレガシィ、GTRが第二世代の速いターボ車が登場する。
その中にランエボが入っていたのが印象深い。