小型爆弾

1206爆弾
日本海側、東北、北海道では風が強く大荒れの天気だそうだ。
関東地方でも午後になって季節風が強くなってきた。
今回の低気圧は日本海上を進んでいるので関東では曇った程度だった。
が、寒冷前線が抜けると北西の風が強まる、冬型の気圧配置になったためだ。
(学生諸君、気象が試験範囲の場合、このへんは必ず出題されるよ)
この低気圧は日本海上で台風並みに発達して北日本で嵐を起こしている。
このように発達する低気圧を『爆弾低気圧』と呼ぶのだが
今回は小型爆弾程度とのことである。
確かに関東では等圧線の間隔が開いていて影響は小さいようで良かった。
それでも、進路に当たっている地域では停電などの被害が出ているという。
被害が最小限にすむことを願うのみ。
もう一つ。
森田さんのブログで読んだのだが
11月から日本にはほぼ毎日のように低気圧が通過しているという。
本来は秋は3日4日周期で移動性高気圧と温帯低気圧が交互にやってきて
周期的な天気変化をするものなのだが、今年は違うね。
私の住んでいる地域でも毎日のように道路が濡れているのである。
低気圧の後ろ側は北寄りの風が吹いて気温を下げる。
その後ろにすぐに低気圧がいるので、どんどん気温が下がることになる。
11月後半からずっと真冬の寒さが続いているのである。
10月まで記録的な高温だったことの裏返しのようだ。