東京都心で夏日

もともと3月は寒暖が激しい時期なので騒ぐことはないが
夏日となるとちょっと驚いてしまう。
基本的に日本の四季は(関東から関西にかけての話か)
夏は暑くて冬は寒い、春と秋は温暖ではあるが爆弾低気圧や台風などで荒れる日がある。
というのが本来の姿である。
しかしながら何十年に一度という言葉が何度も聞かれるようになるとあまりいいことではない。
どちらかと言えば不吉なことである。
浅間山天明の大噴火を起こした時はそのまま天明の大飢饉につながる。
多くの餓死者を出したとともに幕府を傾かせた。
江戸時代に火山と気候変動を結びつける科学は無かったが
古くから山岳信仰などで経験的に神の存在をとおして考えられている。
古代から日食も神の仕業として恐れられていた。
今は自然現象を全て科学におんぶにだっこで片付けられているが
わからないことも多々あるのである。
私たちは自然を畏れるという気持ちを失っている。
暴風の日にグランドで運動していれば、宝くじで高額当選するより高い確率で怪我をする。