「超小型車」今秋にも公道へ

軽自動車と原付ミニカーの中間という位置づけだそうだ。
現在ではクルマではないがトライクなんかがこれに近いカテゴリか。
ネットでトライクを検索してみると結構な金額である。
これなら軽自動車が買えてしまうではないか。
もう一つのネックは、安かろう悪かろうという品質。
基本的にトライクはメーカーが作っているわけではなく
個々の工場が改造して販売する。
もともとのバイクの値段がそこそこ高くハンドメイドの手間賃が乗っかるから高額。
調べるともっと安いものもある。
ところがこちらは大半が中国製のキットだ。
故障した時の保証どころか相談するあてもないようだ。
このようなお寒い状況で普及するわけもない。
今回の超小型車構想も危うい。
二人乗りの小型車というの環境の観点からも大いによい。
このような小型車が増えれば都市部の交通渋滞もだいぶ緩和されるとの試算もある。
ところがである。
誰が、買うか。
トライクの例から推察して80万円以上になるのではないか。
メーカーが作るとなれば安全性能や保証体制にコストをかけざるを得ない。さらに
大半のおバカな日本人は大きいのに安い、小さいのに高いという感覚しか無い。
お陰で国産車は肥大化の一途をたどることになる。
フィアットフォルクスワーゲンの小型車が300万円近くするのをみて
小さいのにこんなに高いのか、という客が大半だそうだ。
年寄りほどその傾向が強いから困る。
そして、自主規制などで最高速が抑えられるのも困る。
一般道は渋滞ばかりになってしまう。
遅くて高いクルマなど売れるわけがない。