中国の高速鉄道

近いうちに大きな事故が起きる、と予測した人は多かった。
そして、その通りになった。
私たちには、かなりの素人でも簡単に予測できることが中国人にはできない。
そういう意味では中国は後進国である。
それでも経済成長期のイケイケの人たちのわきは甘い。
他人の意見を聞く耳持たないし、自己分析も疎かになる。
これは、だれでも思春期から20代のころに経験することでもある。
私も親や先輩の助言を軽視して痛い思いを何度となく経験した一人である。
少しは慎重になる。
日本は高度成長期だけでなく70年代中盤にオイルショックで落ち着いたあとも
実は確実に成長を続けていた。
高度成長期のしわ寄せが露見したのが「ホテルニュージャパン」と「羽田沖逆噴射墜落」だ。
そして、「御巣鷹山」「薬剤訴訟」へとつながっていく。
成長と安全はパラレルであることを日本人が知るのにも何十年もかかったのである。
まして中国は大陸の国、島国の日本とは文化も考え方も違う。
事故車両をその場に埋めちまえ、なんて発想は大陸文化なのだろうか。
異文化を批判するというのは、個人的に好かない。
中国人と付き合わない方を選択すべきだな。
ところが今の日本は中国経済に依存しているフシがある。
そういう意味では日本人の方がずるい気がする。
日本の技術と思われるE2系に似た車両が事故を起こしたという映像を見るのはけったくそ悪い。
それでもカネのために中国に車両を売るのか。