青森駅に降り立つ。
本州最北のターミナルである。
一昔前は、ここより先は海、その先は北海道函館だ。
今は途中駅どころか海峡線直通列車はこの駅に来なくなりそうな話。
街に出てみるとビルが林立しているし、駅の上を大きな橋がかかっているし
駅ビルもご覧のように立派だし寂れた雰囲気はない。
近辺を歩いて最初に目が止まったのが自販機。
機械の上に看板がついている。
地産地消だそうである。
自販機で…とのぞいてみるとあの有名なりんごジュースのことらしい。
このねぶたがらのりんごジュースが結構おいしいのである。
こちらのスーパーで買う紙パックの安物りんごジュースと違う。
濃いというか甘いというか、とにかく美味しい。
ところが私が食いついたのは駅構内にあった売店。
雑誌とお菓子と飲み物と弁当という雰囲気ではない。
いきなりブロマイドである。
それも鉄道の写真である。買う人はいるのだろうか。
それ以外にもヘッドマークやサボのレプリカが手頃な値段で売っていた。
財布を出した私を嫁さんが無言で制止した。
