2010年の国内新車販売台数、2年連続で500万台割れ

そもそも数百万円もして毎年燃料費を除く維持費が20万かかるものを
どこの家庭も所有するという方がおかしな話であった。
日本は昭和40年代からバブルまで、まるで何かに追いかけられるかのように
クルマをメーカーは作って国民が買っていた。
おかげで事故死亡者は増え、大気汚染は悪化、道路は渋滞した。
今となっては社会が熟成して田舎の人以外はせっつかれてクルマを買うことは少なくなった。
田舎の人にしても、最小限の軽自動車というのが多い。
ところがである。
中国にしても、東南アジアの主要都市にしても、アフガンやイラクにしても
都市部の渋滞や大気汚染はひどいそうだ。
社会の熟成と関連があるのではないのか。
それなのに、日本では政府が税金を使ってクルマを買い替えようという。
これからは都市部を中心にカーシェアリング、早い話がレンタカーなのだ。
必要なときだけクルマを使えばいいではないか。
本来は、資源保護、環境にたいしても有効な手段だと誰もが思う。
しかしながら環境に良いことは金儲けにはならない。
だから、まだどこも壊れていないクルマを処分して似た様な性能のクルマを
買うことを国家が推奨しているのである。
この際、環境とか無駄とかもったいないとかどうでもいいのである。
これでいいのだ。