寛平、前立腺がんマラソン再開へ

一昔前、芸のためなら 女房を泣かす
それがどうした 文句があるか
という歌があった。
歌詞だけ浮かんで曲名がわからない。
ネットで調べたら…そうそう、浪花恋しぐれだった。
私たち平民にはがん治療をしながらマラソンなんて馬鹿げている
と、即断してしまうところだ。
もちろん、自分の身内が同様の暴挙にでればはげしく批判するだろう。
ところがである。
彼は芸人である。
その身を削って笑いをとるのが仕事である。
その芸もイマイチなので普通のタレントになってしまったが
こうやってマスコミに露出することがお仕事なのである。
自分の身体をいたわり長生きしようとすることは
彼の芸人人生の死を意味しているのだろう。
というわけでやめるにやめられない。
彼は走るしか無いのである。走らされているのである。
それが彼の生きる道なのである。
与えられた人生を死ぬ直前まで完全燃焼できるとすれば
ある意味、幸せな生きざまなのかもしれない。