人によっていろいろな見解があると思うが。
私のかなり斜めに見た時の考えを。
ポイント 利益誘導
実は徳之島の名前が出たときに行政に携わる人はほくそ笑んだに違いない。
これといった産業もなく、半分以上観光に頼っている。
ところがここは鹿児島県。沖縄のように都会からの潤沢な補助金も無い。
徳之島に行くより数百km遠い那覇の方が航空運賃も安い。
鹿児島県人にとっては、特に離島の人にとっては「なぜ沖縄だけ」
の気持ちが強かったのではないか。
降って沸いた徳之島案。多くの人は喜んだはず。
ところがである。
沖縄であれだけ迷惑がっている基地を喜んでというのはいかにもである。
そこでここは世論にしたがってとことん反対しようというのだろう。
ここですんなり受け入れては、反対は住民と反戦団体に突っ込まれるだけ。
ここは町長がいくら反対したところで国が動くわけでもない。
だったらとことん反対してより多くの補助金をゲットした方が得策。
そう考えると総理大臣と町長との会見など茶番にしか見えない。
辺野古案は自民党のもの。それを公約どおり県外に…。
これこそ政治的決着であろう。
民主党にとっては苦しい言い訳になるがこの辺が落しどころだろう。
個人的には普天間のまま、先送りというのが予算的に望ましい。
もう、いろいろなところでケチの付いた民主党政権、
今さらちょっと話が違ったくらいではどうってことない。