貴乃花事件、造反の衝撃大島親方はぼう然

縦社会の限界である。
角界だけの問題ではない。
公務員でも企業でもほとんど上下社会である。
自分の目の前には必ず上司がいるわけで、おとなしく言うことをきかなければならない。
しかしながら、それは個人の意思ではなく組織のルールだから仕方がない。
ところが一部のお偉いさんはそれを自分の人徳だと思っている。
偉くなったのは優れているから、部下は自分に感謝している、
と思ってしまうようだ。
普段から周囲や部下に気を使う上司はそのまま職をまっとうするだろう。
また、そうでない人も組織のルールに乗っとって部下から嫌がられても職をまっとうするのだろう。
特に古いしきたりルールがどっかり乗っかる角界はそうであると勝手に思っていたはずだ。
こういう人達が弱いのは一般的な正論である。
組織の正論だけでは人をつなぎとめられないことをこういう時にはじめて知る。