日航 静岡、松本、神戸空港から撤退

経営再建中のJALのこの方策は仕方がない。
営利追求企業である以上不採算路線の撤退は仕方がない。
もともと半官半民だった企業ということもあり国際線の独占と引き替えに
不採算の地方便もがんばって運航していたのか。
ところが時代は変わり、完全民営化になり独占の待遇はなくなり
ANAや第三勢力と対抗しなければならなくなった。
景気がいいときは気にならなかったのだろうが、会社がでかいだけに
景気が悪くなるとダメージも大きい。
地方の利便性の確保などと言っていられなくなった。
さて、今回のつっこみどころはJALの放漫経営ではない。
今回の撤退で経営が困るという地方空港である。
もともとどんな計算方法で空港の経営の採算がとれると思ったのだろうか。
8月にここに書いた信州松本空港しかり、6月に書いた静岡空港しかり。
先のことを考えずにとにかく作っちゃえば何とかなると思った人たち、
我が町に我が県に空港をという地元の人たち、みんなに責任がある。
地元の人が飛行機を頻繁に利用しないからダメになるわけで。
自分たちは利用しないが空港ができれば…という考えにすでに無理がある。
と、私がいくら書いても、マスコミがいくら報道しても
また、おらが町にも空港を、という議員やお役人や知事が出てくるのだろうな。