いわき湯本温泉 吹の湯旅館−

以前にいわき湯本に宿泊した。繁華街にある宿だった。
駅近はそれなりにいいのだがクルマではあまりありがたみがない。
また、部屋の窓や露天風呂からも近隣の建物が見えるだけで情緒がない。
今回もそんな宿だと期待していなかった。
ところが駅からはそれほど離れていないが丘の上にあって周囲は林。
山の中と言うほどではないが静かな環境である。
新館と旧館に別れていて新館は新しく高層建築。
旧館は2階建てでウナギの寝床のように伸びている。
安いプランの私たちは当然薄暗い旧館の廊下を案内される。
部屋に入ると意外なことに広い。10畳が2間ある。
オマケに部屋食。室内は明るく古くささは感じない。
トイレはウォシュレット付きだが狭くて壁紙もぼろぼろ。ようやく旧館と認識した。
風呂はさすがに泉質がよい。湯温もばっちり。
露天は狭いが風呂全体としては平均的な広さだ。
風呂が中途半端なところにあり、どの部屋からも遠いみたいだ。
夕食は二重丸。焼き物揚げ物煮物、肉野菜魚のバランスも量もベストである。
朝食も部屋食。大食漢の私でも満足できる内容だった。
比較的廉価な宿であったが食事だけで元が取れそうである。