WindowsMe

「ちょっといい?」職場の先輩に話しかけられた。
「あらたまって何ですか」ときく。
「パソコンの調子がいよいよダメでさあ。電源入れてもすぐに落ちちゃう」
「ああ、もうそうなったらどうしようもないですね。データは大丈夫ですか?」
「それはちゃんとバックアップしている。されでさ買い替えるなら…」
「新聞でデスクトップなら5万円ぐらいでありますよね」
「それがさあ、Meなんかないかなあ?」
「えっ??今何と言いましたか??聞き間違いで無ければMeとか。」
「そうなんだよ、Meがすごく使いやすくてね。」
「…(絶句)。」
☆つっこみどころ1
Meのマシンが09年5月まで動いていた!
この、物持ちの良さに驚く。
☆つっこみどころ2
何を根拠にMeを使いやすいと言ったのか。
Windows98系最後のOS、DOS的なメモリ管理なのに、のちのXPにつながる
インターフェイスを乗っけたため重すぎてすぐに不安定になる。
起動なども遅く処理や描画も遅い。ハングしやすい。
おかげで短命に終わってしまったわけだが。
それでも人それぞれ、これを好きだという人もいることをはじめて知った。
−−−−−−−−−
思えば01年Pen4の初期型マシンを購入。
はじめてMeにふれたがとにかく最新のCPUなのにその恩恵がまったく感じられない。
数ヶ月後、この年の年末に発売したXPをしぶしぶ購入して使うことになった。
04年にメインのマシンとして引退。しばらく妻がネット用に使っていたが
05年に電源部不良のため廃棄決定。
HDDのみ仕分けして軽トラの廃品回収に。(その後第三国へ)
最近廃棄しようとした04年のマシンも同様の処置をして軽トラに渡そうとしたが
「1000円取る」といわれて追い返す。
その後ケース、マザー、ドライブと分解していきハンマーや体重で小さくして
燃えないゴミ(一部資源ゴミ)となって我が家から消えていった。