SMAP草なぎとジャニーズの戦略

以前にも書いたがジャニーズ事務所の規律は厳しい。
特に挨拶などのしつけは徹底している。
生活態度に関しても過剰なくらい締め付けている。
数年前に飲酒(未成年)事件の時もすっぱり切り捨てた。
彼らを悪く言う人はほとんどいないし、スキャンダルも皆無に近い。
(女性スキャンダルなどなおさらである)
従ってそうでなくとも人気1位のSMAPの警察沙汰は注目度が上がる。
ゴロー君の時も剛君の時も。
どちらの事件も悪意が無く(ゴロー君の時は微妙だったが)
被害者もいないという軽度な事件なのは基本的に彼らの生活がそういう
まともなレベルであることを示している。
なのに話題になったのが、逮捕、家宅捜索。
逮捕のいきさつは仕方ないにしても家宅捜索は解せない。
当初から草なぎの言動が酔っぱらいの域を超えているとの印象が薬物疑惑を生んだ。
検査では陰性だったが疑惑が消えたわけではない。
ジャニーズ事務所が家宅捜索をお願いしたとの記事を読んだ。
当然、なにも出るわけでなくすぐに終了。
剛君の疑惑は晴れて復帰へのカウントダウンとなったわけだ。
鈴木宗男が言うとおり多少過剰な事件であったが、信用を取り戻すこと、
人を教育することはかくも難しく非情なものである。
学校で先生が悪さをした生徒をたたけば「体罰」と騒がれる。
(最近、無罪の判決が連発。モンスターの存在の方が恐怖になった。)
注意をするのに怒鳴りつければ「あんなこと言われて心が傷ついた」という。
多くの人がわかっているようにそんなきれい事だけでは人は育たない。
厳しいしつけ、悪さをしたらこの事務所のように徹底して本人の更生のために尽くす。
それが本人につらい仕打ちであってもである。
これこそが悪さをした人間に対する親や保護者の役目である。