ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

第一印象が「長すぎ」。2時間25分位だった。
怨念が…というよくあるテーマ。
もともと子供向けだから仕方がないのだが
子供向けにしてはいろいろもりすぎだった。
90分位にまとめるとか、40分ネタを3本に分けるとか
水木の原作にできるだけ忠実な方が良い。
あまり大げさな設定にすると、次回の話に整合できなくなる。
世の中はそんなにかんたんに変わらない、程度のスタンスの方が
もしくは主人公になる人間の「気の持ちよう」というテーマの方が
妖怪というテーマにはあうような気がする。
鬼太郎は世直しのためにいるのではない。
相変わらず豪華?な出演陣。
緒方拳の最期の妖演も見られる。
個人的に鬼太郎シリーズは好きなので、できれば肩の力を抜いた
妖怪を通した人間の愚行をあぶり出すような話にできないものか。
映画である以上、宣伝文句がたくさんなければならないという
営業、興行的な理由でこんなになってしまったのが悲しい。
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