本日の朝日新聞に尊敬する坂本龍一氏のコラムがあった。

わかっているつもりであったが目から鱗である。
本当にエコしたかったら森に住めばいいのである。
本当のエコは物質文化からの脱却である。
政府が推奨するエコとは
数百万円のソーラーパネルやハイブリッドカーを買い
省エネと書かれた巨大な冷蔵庫や液晶テレビを買い
省エネのエアコンで省エネ住宅のひろーいリビングを冷やして(温めて)いる。
こんな金持ちのために私たちから集めた税金をたれ流している。
もっともたちが悪いのは、上記の金持ちは
「私は地球にやさしい」とこころから思っていることである。
人間が生きていくためには食費で1万円あればよい。
その他の光熱費や衣料費、住居費など世帯で5万円もあればよい。
5人家族で10万円、年間120万円で生きてゆける。
よい場所に住みたい、よいクルマに乗りたい、旅行に行きたい
よい教育を受けたい、よい病院で病気を治したいなど、すべてエコではない。
保身と出世のために蛍光灯をつけてエアコンつけて遅くまで
どうでもいい書類を作ることはエコではない。
宇宙開発も大学の研究もエコではない。
自分が生きるため以外のことは何もしないことこそ本当のエコだとおもう。
実際それでは社会は機能しなくなる。
だからといって経済優先、景気対策、金持ち優遇のエコとは聞いてあきれる。
文字通り、エコではなくエゴだ。
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