読書と子育てとパソコン

pasokonryoku2007-10-24

ずいぶん昔から子供に読書は必要だと言われてきました。
漫画やテレビの普及で読書量が減ったと言われ続けています。
テレビドラマや漫画だって、夏目漱石の話を見れば同じことだ
というお馬鹿な大人まで現れます。
同じ映画を3度観た人のことを
「ストーリーがわかっているのに観てもつまらないじゃん」
と言います。

観ると見るの違いがおわかりですか。
「見る」とは内容がわかればいい、おもしろければいいということ。
「観る」は読み取ること、理解しようとすること。
「見る」は受動的、「観る」は能動的です。
読書は想像です。
文字情報のみから、情景から登場人物まで全て頭の中に描かなくてはいけません。
当然のことですがそれなりの訓練が必要なのです。
読書をしない子供は浅はかで目先のことにしか興味がありません。
友人をとても大切に(異常に)大切だと思っています。
それは友人と離れてしまうと言葉を無くしてしまい孤独感にさいなまれるからです。
彼らは文字からは言葉を受け取ることができなくなっています。

「うちの子は本を読まない」と嘆く保護者が多いです。
理由は簡単です。父親や母親が本を読んでいないのです。
「そんなことはない。昔はいろいろ読んだ。」といわれます。
今が大事なのです。結局、読書しないでドラマを見て
読書しないでスポーツ中継を見ていれば、子供は必ずそうなります。
幼児の時に絵本を読み聞かせ、学齢に達したら読書をさせるという
当たり前の子育てが求められています。

大人になってパソコンを始めると入門書を読みますが
読んでもわからないという方が大変多い。
これも読書不足によるものです。
そうでなくても聞き慣れない用語が多いのでなおさらです。
こういうときは初心に戻ってその手の本を読みあさるしか方法がありません。
一種の勉強ですからだんだんにしかわからないのです。
こういうとき、すなわちなんとなく理解したい、
知識の下地を作りたいという時私の著書は重宝します。
内容は丁寧にアバウトです。
何となく、感覚的にパソコンを理解したいという人のために書きました。
この本を読んだ後、今一度「ワード入門」など読むとわかりやすいはずです。

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