ある病院で面白いアンケートを見た。
「検査や診察で名前と生年月日を聞かれることをどう思うか」
よくニュースに出てくる患者の取り違えを防ぐための手段であるから
大方の患者は「仕方ねえなあ」と思っている。と思う。
ところがである。
実際、病院に入る時にICカードを機械に通し、
検査の受付でカードを出して名前を告げて
その窓口から「○○さん」と呼ばれて検査室に入って
カルテに名前の他に年齢まで書いてあるのに、「名前と生年月日を言え」というのである。
検査技師や看護師は私とは初対面であるから、確認は仕方ないのか。
現場では違う話があるそうで。
「○○さん。」と呼ぶと、全然違うジジイが入ってきて座るそうなのだ。
つまりボケたジジイを想定したものらしい。
大病院ともなると患者も多いだろう、そして、そのうち70以上のボケたジジババが大半だ。
どこかが具合が悪いから病院に来ているのだろうけど
すでに耳も脳も悪いのであるから、病院も大変だということだ。
もう一つ
態度の悪い患者も少なからずいるらしい。
病院や飲食店でやたら横柄になる人とは別にして。
私も名前と生年月日を言えと言われて、気分が良くはない。
そもそも「○○さん。」と呼ばれて来たのに「名前を言え」というのは文脈として矛盾している。
先ほど書いたようなボケたジジイの例があるからというが
私はその人達よりはるかに若いし身体はでかいし見れば違うとわかるだろ。
つるっぱげの手が震えているボケたジジイと一緒にすんな、と言いたいところだが、
それはそれ、私も大人なので「スズキイチロウ4589(例)」と早口で言う。
そういう嫌な患者がいるんだよ、と言われそうだが
そもそも、聞く側の医療現場の人も確認のためにしかたなく聞いているのだから
まあ、どっちもどっちということだな。
