被災マンション建替え問題

熊本では震災後の問題が山積である。
熊本城だけでも20年数百億円という。
石垣も全てに通し番号があって元あった場所に積むそうで。
道路などのインフラはあちこちからおカネが来て復興するだろうけど
問題は個人の被災者だな。
ニュースを見ると新基準の耐震設計の家でも倒壊しているとのこと。
阪神震災以降に建てられた、築15年とか20年以内の建物については
施工業者の名前を公表してほしいな。
公表には問題もあるだろうが、これから家を大借金して建てる人には
最重要な情報なんだけど。
さて本題
住んでいた家が全半壊して困っている被災者。
例え多少の蓄財があったにしても、来週から新しい家というわけにはいかない。
今回の問題はマンション。
建て替えるにはおカネが必要なわけで。
当然新築分譲に近い金額を用意しなければならない。
「しょうがないなあ」と出せる人は実は少数派。
それでも借金をしてナントカ、という人が半数程度。
残りはカネもないし借金もできないという人だね。
とっくにリタイヤした老人などは、年金暮らし。
余分にかかるおカネは貯蓄を切り崩しているに違いない。
例え貯蓄が2000万あったにしても、はいーどーぞとマンションに支払ったら
これからの生活が危うくなる。
住むところがない、収入がない、では八方塞がり。
戻れる家があるのに避難所にいる人達がいるそうだ。
「3食食べられる」というのが理由らしい。
たかがおにぎりやカップラーメンのために体育館で暮らすそうだ。
被災よりも貧困のほうが問題なんだな。